北海道米の歴史
北海道は日本が誇る米どころになります。自然あふれる肥沃で広大な大地を生かして、お米の生産量も日本屈指の主要産地になっており、作付面積、収穫量も新潟県に続く第二位になります。過去には新潟を抜いて収穫量が日本一にも輝いたこともあります。
北海道で本格的に稲作が行われるようになったのは、維新後の1873年(明治6年)に島松(北広島市島松)で、北海道稲作の父と呼ばれる中山久蔵氏が「赤毛種」と呼ばれる寒冷地米の栽培に成功させ、稲作を始める開拓者に種もみの無償配布を行ったことで全道各地に稲作文化が広がっていきました。
現在では日本有数のおいしいお米の産地になっている北海道ですが、かつては食味が悪く北海道のお米は敬遠される傾向にありました。収穫量は多いが、食味が悪いこともあって、北海道での稲作を諦めたほうがいいという声がでる中、1987年(昭和62年)に「きらら397」が登場します。1980年(昭和55年)に北海道庁から「優良米の早期開発」プロジェクトが始まり、食味が優れる様々な品種が開発されていきます。
株式会社農健北海道が取り扱う主な主要品種
上記ボタンからお米のデータシートを閲覧、ダウンロードいただけます。
「おいしさ」と「安全」を提供する精米過程
弊社のグループ会社有限会社糧とくの米穀精米は、産地、生産者様ごとに精米しています。
玄米を張り込みます。
ここから精米作業が始まります。
生産者様ごとに精米していますが、田んぼごとにお米の実り方が変わります。
田んぼごとの実り方のバラつきを混米機で混ぜることによってムラがない食味となるのです。
小石・金属片・ガラス片などの異物を除去します。
比重と振動と風力を利用して選別しています。
玄米を精米して白米にします。
網目のことなる選別網を使用して、整粒(製品になるお米)・ぬか玉・砕米(砕けて小さくなったお米)・異物を選別いたします。
色彩選別機は被害粒やヤケ米とも呼ばれる斑点米などの着色米と異物を選別いたします。
着色米(黒い点や茶色く変色したお米)を取り除くことで食味を損なわれていない、お米の「おいしさ」を味わえます。
金属の異物を取り除きます。
精米後に出来るぬか玉や、石などの異物を選別します。
CMOSラインスキャンカメラを搭載した色彩選別機で、細かい異物や着色箇所が小さい着色米まで見逃さず選別しています。
CMOSセンサーは身近なもので、デジタルカメラやスマートフォンのカメラなどに採用されているイメージセンサーです。
イメージとしてたくさんのカメラでお米をいろんな角度から観察することによって着色米の混入を防いでいます。
袋詰めされる前のお米の待合室です。
お米を米袋に自動で詰め込みます。
最後に金属異物が入っていないか再度確認いたします。
各配送業者様、または自社配送で皆様のもとにお届けいたします。